あけましておめでとうございます。一宮むすび心療内科は昨年開院してから初の正月を迎えました。年末年始は(第一日曜含め)6日間のおやすみを頂きました。患者さんたちにはこの間、無事に過ごされたことと思います。なかには調子を崩された方がいらっしゃったかもしれません。今日からの診察ではそのあたりのことを教えてください。また、特に今週は予約が混んでおりご迷惑をおかけするかと思います。何とぞご容赦のほど、お願い申し上げます。

さて、今年は未(ひつじ)年。なにか年頭に気の利いた話題はないものかと頭をひねってみても、なかなか念頭に浮かばない。このコラムが羊頭狗肉となってはいけないと自戒しつつ、テレビリモコンをつけたらNHKスペシャルで「ネクストワールド」を放送していた。
技術革新の各分野を取材し、近未来を予測する3回シリーズもので、今回は第2回『寿命はどこまで延びるか』。3Dプリンタが臓器移植に革命をもたらした。ナノテクノロジーを医療応用した「ナノマシン」により、通常の千倍濃度の抗がん剤を20万分の1ミリという超微小高分子カプセルに閉じ込めて癌細胞のみを狙い撃ちする――
同じ医療の世界で働く端くれとしても、驚異の内容の連続。なかでもコンピュータ技術の発達で膨大な医療情報を利用できるようになった恩恵の話題はすごかった。このビッグ・データを活用すれば、人の寿命の予知ができるというのだ。アルブミン、VLDL(悪玉コレステロール)など4つの検査データでその人が「いつ死ぬかがわかる」というのだ。こりゃ、おニイさんは参った魂消(たまげ)た
2045年には平均寿命が100歳に達するという(本当か?)。30年後には寿命を延ばすどころか若返りの治療が現実化し、その治療を受けるかどうかという議論をテーマとした番組内ドラマも考えさせられた。荒唐無稽ということはできない。平成27年現在でも、わずか数滴の血液から癌のしるし(マーカー)をチェックし、胎児に先天異常があるかないか判明してしまうほど医療技術は進歩している。
問題は、こうした技術にひとの「こころ」がついていけるかどうか、というところにあるのではないだろうか?
考え始めると、地下鉄がどこから入るのか考えて「夜も眠れなくなっちゃう」と笑いを取っていた春日三球・照代夫婦の漫才を思い出して、こちらまで眠れなくなりそうだから、本日はこの辺りでグッドナイトとさせてください。
もし眠れなければ、、、羊を数えることにしようか。(不眠に関する話は近いうちに書きます)。
では、みなさん、本年もよろしくお願いいたします。グッドシープ、いやグッドスリープを zzzzzzz