今年も残りわずかとなった。人によってはこの週末、仕事納めの方もあったことだろう。一宮むすび心療内科は明日までの診療。それに先立って昨夜、スタッフ忘年会を催した。

当コラムご愛読の方は覚えておられようか。開院以来60回にわたり紙面(画面)を汚してきたなか、初週末に載せたのが『ハンバーグ弁当』」(4月13日)だった。土曜の昼に注文したレストラン三栗(みくり)の弁当をタイトルにした小文――。肉汁滴るあの味が忘れられず、クリニックから徒歩1分の利便もあり、会場はその三栗に決めた。
線路脇のマンション1階にある瀟洒なブラッセリ―。白を基調とした落ち着いた店内は東京・西麻布にでも舞い込んだかのよう。さいわい、マスターの計らいにより終夜貸切りで楽しめた。

献立をご紹介しよう。
◇オードブル[サーモンのタタキ・牡蠣入り茶碗蒸し・生ハム&ラ・フランス]
◇オニオンスープ
◇蟹クリームコロッケ、キャベツのマリネ風サラダ
◇ハンバーグステーキ(デミグラスソース)、一口サーロインステーキと黒トリュフのジャガイモピューレ添え
◇パン、デザート、コーヒー

日頃さぬきうどんに慣れている身には垂涎のメニューだったが、年に一度の贅沢もわるくないナと思った。もちろん参加者そろって舌鼓を打ったのは言うまでもない。

『ハンバーグ弁当』コラムでこう書いた。
「生きているとは、おなかがすくこと、、、肚(はら)がへっては、いくさはできぬ。同時に、ひとはパンのみにて生くるにあらず。――そのあわいを通っていく難しさが、生きることの歓びにつながる」。
今もって、その想いは変わらない。これからも、その”針の穴”を通っていく心持ちで仕事を続けていきたい。心身一如!
患者さん・当コラム読者のみなさん、来年もよろしくお願いいたします。よいお年を!